歴史・文化

矢越歌舞伎出演

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今回、なんと歌舞伎を演じるという機会があったので、少しレポートしますね。
歌舞伎なんて見る機会なかなかなくて、
「歌舞伎俳優がやたらとワイドショーでちやほやされてますよね」
的なイメージしかなかったです。
縁がないと、本当にそんな感じなんじゃないでしょうか。
地方に歌舞伎の文化があるというのを知ったのは、佐井村に住む前ですが、福島県の檜枝岐村の歌舞伎を知ったとき。
結局檜枝岐歌舞伎を見る機会はなかったですが。
実際に歌舞伎を見たのは佐井村に来てからです。
しかし何と、佐井村では縁があって、歌舞伎に参加させていただくことになりました。
佐井村には、福浦地区と矢越地区に漁村歌舞伎が伝わっています。
今回は矢越歌舞伎が、むつ市で行われる「郷土芸能定期公演会」に出ることになったのです。


歌舞伎は毎年、地区の春祭りに上演されます。
今回は、11月に特別上演するということで、準備が始まったわけですが、
上演の日には、役者の都合が合わず、人が足りなくなってしまいました。
そこで、僕ともう一人に、出演しないかと声をかけていただくことになったのです。
今回上演するのは、「白浪五人男」。
8月に出演依頼をいただいて、11月23日の本番に向けて、
10月頭から練習がスタート。

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10月中は、主に新入りの自分達に向けて、指導してもらいました。
練習は、独特の節回しの台詞に悪戦苦闘。
先輩方は優しいですが、まったくやったことがないので、難しいです。
本番は下駄を履いて、着物を着て演じるのですが、当然それも慣れない。
下駄で歩くのが安定しなかったり、着物の裾を踏んづけたり。
ようやく慣れてきたなあ、と思っていると、
刀を差してやってみることになり、今度は刀が手にあたって動きづらい。
まあはじめての連続です。
で、11月になると、他のみなさんもそろって練習をします。
人数がそろうと、流れが出てくるというか、
自分単体で指導されているとわからないことも、他の方を見てわかるようになったりします。
1か月半の練習、楽しく終了。
本番は、むつ市の「来さまい館」のロビーにステージが組まれて実施。
当日は、会場はこんな感じで人がたくさん。

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200~300人の人が来ていたそうです。
ですが、実は、自分からはあまりお客さんの人数はわかりませんでした。
客席は暗いですし、演技の目線的にも、お客さんを見回すことはできません。
その結果、あまり緊張せずにできました。
舞台は、場を清める「三番叟(さんばそう)」からスタート。

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かっこいいですね。
そして、「白浪五人男」の上演です。

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お客さんは、むつ市内の方が多かったのだと思いますが、
初めてこういった歌舞伎を見る方が多かったのではないでしょうか。
劇中には、ウケねらいのシーンもあるのですが、最初は笑っていいのかなあという空気があって、
最後のほうは少し慣れて、そういうシーンに笑ったり、
見栄を切ったシーンでは拍手をしたりしてくれていました。
上の写真の小僧なんかは、面白メイクでウケ狙いなんですが、
最初伝わらなくてドキドキしてたみたいですよ。
この歌舞伎の文化、特に矢越の歌舞伎は、
消滅と復活を繰り返しているそうです。
多くの人に魅力が伝わり、この文化を今後も残していけるといいですね。



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