漁業

おいしい刺身を食べくらべる

投稿日:2014年3月25日 更新日:

おいしそうなヒラメの刺身!
IMGP3744.jpg
左の5枚と、右の5枚の刺身の違いがわかりますか?
写真で見ると、難しいですね・・・
これは、左は新鮮な刺身、右側が、活〆神経抜きという処理をして、熟成させた刺身なのです。


活〆神経抜きは、魚の神経を抜くことで劣化を遅らせるとともに、魚を熟成させる処理方法です。
佐井村では、漁業活性化の取り組みの一環として、活〆神経抜きを行っています。
実際の作業風景はこんな感じ。
IMG_2317.jpg
漁協の職員や、漁師がこの処理をして出荷しています。
もちろん、手間がかかるし、品質も向上するので、値段は高くなります。
活〆神経抜きについてもっと詳しく知りたい人は、ビデオがあるので見てみてください。
青森県下北半島佐井村 『魚〆師』 活〆神経抜技法
通常は、この処理をした魚は、村外に出荷され、
遠く離れた居酒屋や料亭、レストランなどで使われます。
しかし、地域のPRのためには、地元で知ってもらったり、食べることも大事なのでは、という考えもあり、
今回、歌舞伎鑑賞のツアーコースの一環として、活〆神経抜き4日目の刺身と、そうでない新鮮な刺身の食べくらべを企画しました。
お味の方は…
食感は、新鮮な方がコリコリとした歯触りがあり、神経抜きのほうはしっとりとした感じです。
味の違いはそんなに大きくありません(同じ魚だからね!)が、神経抜きの刺身の方が、少しだけ甘みが出てきています。
今回のコース全体はこちら。
IMGP3743.jpg
今回はアルサス2階の食事処「まんじゅうや」さんで行いました。
店主に「佐井っぽいもので!」と言ったところ、
わかめと海苔の和え物、ひじきの煮もの、ババガレイの煮つけ、サメのぬた、じゃっぱ汁など、
お米以外は佐井の食材を使ったコースが出来上がりました。
今回の定食は、あくまでお試しということで、まだ定番化の予定はないですが、
今後も、地域の特色を活かした食事が提供されていくことを期待したいですね!



-漁業

執筆者:

関連記事

no image

活〆神経抜きの取り組み 沖縄まで届く魚

佐井村では、魚の鮮度を長く維持する処理「活〆神経抜き」に取り組んでいます。 7月初旬、ちょうど神経抜きの処理をしているところに出くわして、 手伝った(宅急便の伝票を貼っただけ(笑))のでした。 エラを …

no image

佐井村の高級ウニ 出荷の風景

佐井村といえば、ウニ。 ウニ漁は、4月から8月ごろまで行われ、 津軽海峡のおいしい海藻を食べて育ったおいしいウニが出荷されています。 佐井村漁協では、ウニは殻つきのままではなく、むき身で出荷されます。 …

no image

佐井村ふるさと納税が「漁業振興」につながっています

最近なにかと話題の「ふるさと納税」 佐井村にも、昨年は300人近くの方に納税していただきました。 いろいろな返礼品がもらえたり、実質的な節税になるという側面が注目されがちですが、 原点は、その自治体を …

no image

わかめの収穫作業レポート!【後編】

2014年3月29日に実施した、「佐井村弁天わかめオーナー」の収穫作業。 午前中に収穫をして、みんなでおひるごはんを食べました。 (その模様は こちら ) そのあと、午後には、オーナーさんをご案内して …

no image

わかめの種付け作業!

今年2014年は、11月1日に、わかめオーナーの種付け作業を行いました。 わかめオーナー事業は、わかめのオーナーになってもらい、わかめを漁師と一緒に育てる事業。 種付け作業は、オーナーになっている方も …

アピオス特設ページ
佐井村特産品通販 あおい環オンラインショップ

佐井村をふるさと納税で応援! ふるさとチョイス