漁業

ウニと海藻を両立させる ウニの移殖事業

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佐井村といえば、ウニ!
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ウニは海藻を主食としています。
津軽海峡のミネラル豊富な海で育ったおいしい海藻を食べているのが、ウニのおいしさの秘訣です。
しかし、ウニが多くいる場所では、海藻が食べつくされてしまって、
海藻もない、ウニも痩せておいしくない、という状況になってしまいます。
そのため、海藻が少ない場所から、余っている場所へウニを移す事業が、
毎年6月に行われます。


この日の6時、ウニ漁師たちは、移殖用のウニを採取して、
移殖担当の船に渡します。
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2-3隻の漁船からウニを受け取った移殖担当の船は、
移殖先の漁場に移動します。
移す場所は、そう遠い場所ではありません。
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数分移動したら、かごいっぱいのウニを、盛大に放流します。
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移殖前のウニは、とても痩せていて、少ししか食べる部分がありませんが、
後になると、海藻を食べて、おいしいウニとなります。
また、適度な管理をしているので、海藻も食べつくされることなく、守られます。
資源保護の面でも、成果を上げている取り組みです。



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