漁業

活〆神経抜きの取り組み 沖縄まで届く魚

投稿日:

佐井村では、魚の鮮度を長く維持する処理「活〆神経抜き」に取り組んでいます。
7月初旬、ちょうど神経抜きの処理をしているところに出くわして、
手伝った(宅急便の伝票を貼っただけ(笑))のでした。
エラを切って魚を即死させ、劣化を遅らせる「活〆」の処理は広く行われています。
それに加えて、腐敗のもとになる血をしっかりと抜いて、さらに神経を抜き取ることによって、体内の劣化信号を止める。
魚の体が、自分が死んだかどうかわからない状態にする、という感じでしょうか。
それによって鮮度が長持ちします。
10.jpg






長持ちするというだけでなく、ゆっくりと熟成が進むことにより、うまみも増します。
こうやっていうのは簡単ですが、実際には、熟練の技が必要で、
処理をする前に魚をしっかり休ませたり、
処理の手順の中で魚をしっかりと冷やしたり、
魚によっても、やり方が違ってきます。
11.jpg
この時期は、ヒラメ、タイ、アブラメ、カワハギなどがシーズンです。
12.jpg
県内はもちろん、東京、そして沖縄まで魚を送っています。
全国で津軽海峡・佐井村の魚が愛されています。

-漁業

執筆者:

関連記事

no image

佐井村の天然モズク漁 圧巻の長浜海岸

7月末~8月初旬、夕方には、防災無線を耳を澄まして聞いていなければなりません。 「明日 6時から 9時まで モズク操業を行います」 佐井のモズクは天然ものなので、資源保護というのもあって、 決められた …

no image

ウニと海藻を両立させる ウニの移殖事業

佐井村といえば、ウニ! ウニは海藻を主食としています。 津軽海峡のミネラル豊富な海で育ったおいしい海藻を食べているのが、ウニのおいしさの秘訣です。 しかし、ウニが多くいる場所では、海藻が食べつくされて …

漁師の村の「海の記念日行事」2018 長後地区

毎年7月20日は、「海の記念日」 以前は、海の日の祝日にもなっていましたが、祝日は月曜日に移動しましたね。それでも、漁師たちは、20日に記念日の行事を行います。 佐井村には7つの漁港があり、今回は、長 …

no image

海の記念日行事(宵宮)&丸漁丸進水式

毎年、7月20日は、海の記念日。 現在、祝日として「海の日」が制定され、当初海の記念日の7月20日が祝日になっていましたが、現在はハッピーマンデーで7月第3月曜日が休みになっています。 法律で祝日にな …

no image

わかめの生育状況確認!

佐井村ではわかめの養殖を行っています。 そして、「わかめオーナー制度」も設けられており、 どなたでも、養殖わかめのオーナーになることができます。 http://saikanko.sakura.ne.j …

アピオス特設ページ
佐井村特産品通販 あおい環オンラインショップ

佐井村をふるさと納税で応援! ふるさとチョイス