歴史・文化

漁師たちによって受け継がれる愛宕様

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7月24日には、仏ヶ浦まつりもありますが、同じ日に「愛宕様のおまつり」もあります。
愛宕様は、火の神様として広く信仰されていますが、
ここでは漁村らしく、大漁や海上安全も合わせて祈祷します。
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愛宕神社は佐井村役場のそばの山の上にあります。
昔は、まつりの日には太鼓を鳴らしながら山の上まで歩いたと言いますが、
現在はそこまでは行わず、ご神体がある伝相寺で祈祷と祝賀会を行います。


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伝相寺は、青森県ではここだけという時宗のお寺です。
現在は無人のお寺で、檀家も数えるほどしかいらっしゃいません。
県内には同じ宗派の寺がないこともあって、住職はおまつりに合わせて岩手のほうからいらっしゃいます。
この日集まるのは、宗派に関係なく、漁師たち。
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若い漁師や関係者は、自分も含めて数えるほどしかいませんが、こういう席で年長の方々から「俺の若いころは・・・」とか「なっとらん」とか説教を受けるのも大事なこと。
さんざん貴重な言葉をいただいた日になりました。



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