下北半島全体で特産品化を進めているイモ「アピオス」
下北の中でも、佐井村が最大の産地です。
11月に収穫をして、
(収穫作業の時の記事)
1月には洗って、選別して
(洗って選別作業した時の記事)
3月、ようやく出荷です。
2月末、出荷前の加工作業をしている「川目農産加工センター」を見学させてもらいました。
どんな感じかというと・・・
おいしそうでしょ!
生のままでは売らず、蒸してから売ります。
もちろん、理由があるんですよ。
アピオスは、これまでの作業で、洗って、サイズごとに分けられています。
ここで加工するのは、SやMといった小さめのサイズのイモです。
アピオスは、他のイモと同じように、蒸したり茹でたりして食べます。
このセンターでは、すべて蒸していきますよ。
さあ、蒸し器フルパワー!
おいしくなあれ!
こうやって蒸してから出荷する理由ですが、簡単に言うと、
おいしい瞬間をとじこめる
ということです。
アピオスは、寒い環境に置いて、糖度を上げています。
生のまま置いておくと、生ということは生きているということなので、
糖度が変わってしまいますし、
もちろん、時間が経つと腐ったりもします。
蒸すと、そのあとは味は変わりません。
冷凍によって長持ちもします。
冷凍することで水分が抜けて、感じる甘みが増すこともあるそうです。
あらためて、アピオスが蒸しあがったようです。
いい感じに蒸しあがったね!
冷ましてから冷凍します。
こうして蒸しあがったアピオスは、
村内の直売所「手づくりマート」などで販売されます。
そして、佐井村のアピオスは、むつ市の河野商店さんに出荷されて、
下北はぴはぴアピオスとして首都圏にも売られています。
青森料理の料理店などでも味わえるらしいので、ぜひ食べてみてほしいです!