農業

「アピオス」っていうすごいイモを育てよう

投稿日:

佐井村は、広く海に面していて、主な産業は漁業です。
農業は、ほとんど自家消費で、「産業としてはない」状態です。(村の資料にもはっきりと書いてあります)
そんな佐井村で、注目を集めている作物が「アピオス」です。
佐井村の広いアピオス畑で、

IMGP2799.jpg

先日、栽培講習会が行われました。


アピオスというのは、まだまだマイナーですが、まあ大変簡単に言うと、「とっても栄養豊富なイモ」です。
ちゃんというと他にいろいろあるんですが、とりあえずそれで置いておきましょう。
アメリカから伝わったこのイモは、かつて「インディアンの秘薬」と言われ、また「1日3粒で医者いらず」とも言われます。
実物はアピオスを販売しているこっちのサイトで見てください。
http://happyapios.thebase.in/
このアピオス、現在、佐井村に限らず、下北全体で力を入れて作られています。
それには大きな理由があって、
・冷涼な気候に合っている
・サルが食べない
といったものです。
講習会は、村内、そして風間浦村や大畑から計10人くらいが参加。
先生は、青森県下北地域県民局の指導員さんです。

IMGP2794.jpg

テーマは、アピオスの収穫と収穫後の処理について。
実際に収穫してみます。

IMGP2796.jpg

 アピオスは、サツマイモなどと同様に地中に埋まっている部分を食べます。
 掘ってみると、いくつかのイモがつながって出てきます。

IMGP2797.jpg

 先ほど、アピオスは「冷涼な気候に合っている」と書きましたが、本当に暑いところが苦手なようで、アピオスは葉っぱで日陰になる部分に多くイモができていました。
日光が当たる部分の地中には、イモができていませんでした。
これは、出席者一同オドロキでしたね。
 アピオスは、11月から収穫して、収穫後にもいろいろ処理をした後に、2月くらいから市場に出回る予定です。
 いろいろ処理は、またこれから取材したいなと。

-農業

執筆者:

関連記事

no image

やっと市場に出てきた!下北のアピオス

下北半島全体で特産品化を進めているイモ「アピオス」 下北の中でも、佐井村が最大の産地です。 11月に収穫をして、 (収穫作業の時の記事) 1月には洗って、選別して (洗って選別作業した時の記事) 3月 …

no image

サル対策の秋 畑を電気柵で囲む

10月の最後の週、ズガガガガガという大きな音が、佐井村で響き渡ります。 道路工事をしているのかな、と思うと、そんな気配もなく、 音は畑のほうから聞こえてきます。 近づいてみると、鳥獣害対策実施隊のみな …

no image

「サルに食べられる体験失敗」

下北半島は、天然記念物の北限のニホンザルが生息しています。 しかし、このサルは、貴重なものであると同時に、人間にとっては農作物を荒らす害獣でもあります。 佐井村には600頭以上のサルが生息しており、年 …

佐井村産アピオスの花摘み

8月6日、アピオスの花摘みのお手伝いをしてきました。 アピオスについては、こちらのページで紹介しています! →https://kurukuru-sai.com/apios/ 今年は、深刻な雨不足の影響 …

no image

今年から新しい「海側圃場」運営! アピオスを人目につけるのだ!

アピオス畑は、花が咲く時期のはずなんですが、7月末、まだ咲かない。 ちょっと遅いか?心配になってきますね。 今年は新しい畑を借りてやっています。毎年、新しい畑を借りているので、同じような作業量にならず …

アピオス特設ページ
佐井村特産品通販 あおい環オンラインショップ

佐井村をふるさと納税で応援! ふるさとチョイス