漁業

ウニと海藻を両立させる ウニの移殖事業

投稿日:

佐井村といえば、ウニ!
IMGP4772.jpg
ウニは海藻を主食としています。
津軽海峡のミネラル豊富な海で育ったおいしい海藻を食べているのが、ウニのおいしさの秘訣です。
しかし、ウニが多くいる場所では、海藻が食べつくされてしまって、
海藻もない、ウニも痩せておいしくない、という状況になってしまいます。
そのため、海藻が少ない場所から、余っている場所へウニを移す事業が、
毎年6月に行われます。


この日の6時、ウニ漁師たちは、移殖用のウニを採取して、
移殖担当の船に渡します。
IMGP4764.jpg
2-3隻の漁船からウニを受け取った移殖担当の船は、
移殖先の漁場に移動します。
移す場所は、そう遠い場所ではありません。
IMGP4777.jpg
数分移動したら、かごいっぱいのウニを、盛大に放流します。
IMGP4786.jpg
移殖前のウニは、とても痩せていて、少ししか食べる部分がありませんが、
後になると、海藻を食べて、おいしいウニとなります。
また、適度な管理をしているので、海藻も食べつくされることなく、守られます。
資源保護の面でも、成果を上げている取り組みです。



-漁業

執筆者:

関連記事

no image

青森県はヒラメ県!

5月後半~7月上旬の魚といえば、「ヒラメ」です。 というと、「え、ヒラメって冬じゃないの」とびっくりするんだそうです。 冬のヒラメは、寒ビラメと言って、脂がのっておいしいと言われますが、 津軽海峡では …

no image

海の記念日にヒラメの放流事業

青森県の魚といえば? 県の花はりんごの花、県の木はヒバ。この辺は割と知っている人も多いんですが。 青森県の魚は、「ヒラメ」です。 青森県はヒラメの漁獲量が日本一で、県の魚にもヒラメを指定しています。 …

no image

「採介漁業」の佐井村。今年最初のあわび獲り

佐井村は、青森県内で有数の「採介漁業」の村です。 採介漁業とは、箱めがねで海中をのぞいて、貝類などを採る漁業を言います。 もちろん、いちばんの売りは夏の「うに」ですが、冬場はあわび、なまこなどが中心に …

7月10日牛滝「航海安全・大漁祈願」

7月10日 江戸時代から続く「航海の安全と大漁祈願」  ‛牛滝の金刀比羅宮’へ。 佐井村最南に位置する牛滝地区の港は、江戸時代に北前船で大変栄えた港です。  また、現在は漁が盛んにおこなわれており、昔 …

no image

佐井村の漁業を知りたい!漁師インタビュー

佐井村では、新しい漁業者を募集する「漁師縁組事業」を行っています。 (研修期間を経て漁師になる支援制度です→詳しくは佐井村HP) 漁師になりたい人、別になりたくないけど知りたい方にも、佐井村の漁業につ …

アピオス特設ページ
佐井村特産品通販 あおい環オンラインショップ

佐井村をふるさと納税で応援! ふるさとチョイス