7月20日は、「海の記念日」です。
海の日の祝日は、7月の第3月曜日になっていますが、漁師の大漁祈願は、曜日でも祝日でもなく、昔ながらの20日に行われます。今年は偶然、祝日と重なりました。
去年も、磯谷地区の海の記念日行事を見に行きましたが、今年も行きました。
この日は、佐井村内7漁港それぞれで祭典が行われるので、個人的にはあちこち回ってあわただしいのですが、やはり磯谷は見に行きたいなあ、という気持ちがあり、12時頃、磯谷の寺に到着しました。
ちょうど到着したところ、抽選が行われているところでした。
抽選というのとなんだかおかしいですが、この後行われる、海上パレードで、弁天様のご神体を載せる船を選ぶものです。
ご神体を載せることができた場合、1年間の大漁がもたらされると言われています。
この後、神楽を奉納し、海辺にある弁天神社に向います。
磯谷地区は、海側の通りには漁師の小屋が並び、山側に民家が並ぶ、昔ながらの漁師町の景色が広がっています。
その街並みを、行列が進みます。旗が先導し、神楽堂、ご神体と続く行列は、とても見ごたえがあります。
港に着くと、弁天神社でご祈祷、神楽奉納があります。
弁天神社は港の小高い場所にあり、神楽の振り手は上に上がりますが、お囃子は下の広場で行っています。
待っている間、暑くて座り込んでいる人もいますが(笑)
最後に一番のみどころ、海上パレードが行われます。
大漁旗を飾り付けた漁船が、十数艘連なって走る姿は、それだけでも絵になりますが、
磯谷沖には、大魚島(およじま)という小島があって、その姿と合いまった姿が、とても美しく映えます。
海上パレードは、大魚島の周りを一周して、海上での祈祷を行い、港に戻ります。
港に戻った後、また磯谷の寺にご神体を戻します。
2時間ほどの短い時間ですが、とても見どころのある式典です。