漁業

海の記念日にヒラメの放流事業

投稿日:

青森県の魚といえば?
県の花はりんごの花、県の木はヒバ。この辺は割と知っている人も多いんですが。
青森県の魚は、「ヒラメ」です。
青森県はヒラメの漁獲量が日本一で、県の魚にもヒラメを指定しています。
ヒラメは、太平洋、日本海、津軽海峡のいずれでも獲れますが、
佐井村でも多く水揚げされ、重要な魚です。
県では、獲るだけでなく資源の保護にも力を入れています。
佐井村牛滝の漁業研究会は、県と協力して、毎年7月20日に、標識ヒラメの放流を行っています。
hiramehouryuu (1).jpg
こちらの写真は、ヒラメに標識を付けているところです。


標識のついたひらめは、↓のような感じ。
hiramehouryuu (2).jpg
尻尾のところに、黄色いタグが付いているのがわかります。
標識を付けるのは、体調20~30㎝の小さなヒラメです。
海の中がどうなっているか知るのはなかなか難しいことですが、
このように標識をつけておくことで、どのような移動をするのか、どういう生態なのかを把握することにつながります。
保護の第1歩は状況把握からということですね。
標識ヒラメは、7月20日の海の記念日に放流されます。
hiramehouryuu3.jpg
hiramehouryuu4.jpg
牛滝の沖合で、海の記念日の海上パレードに同行した、小中学生の子どもたちが、放流作業を行います。
牛滝小中学校の子どもたちは、鮭の稚魚放流を行ったり、いろいろな形で地域の産業である漁業について学んでいます。
ヒラメも子どもたちも、大きくなって戻ってきてほしいものですね。



-漁業

執筆者:

関連記事

no image

ウニと海藻を両立させる ウニの移殖事業

佐井村といえば、ウニ! ウニは海藻を主食としています。 津軽海峡のミネラル豊富な海で育ったおいしい海藻を食べているのが、ウニのおいしさの秘訣です。 しかし、ウニが多くいる場所では、海藻が食べつくされて …

no image

ド根性で奇跡が? 佐井村ド根性ホタテ

2015年4月、佐井村漁協の池田さんが、私に急に話を振ってくれました。 「いやあ、ホタテの養殖に成功しちゃったんだけど、どうしよう」 は? という感じでした。 佐井でホタテ養殖をしているという話も知ら …

no image

豊漁と安全を祈る海の記念日【佐井村原田地区】

7月20日は、「海の記念日」 祝日の海の日は月曜日になりましたが、佐井村では変わらず20日に行事が行われます。 佐井村の7つの漁港で、それぞれに大漁祈願、海上安全を祈願する行事です。 今年は、原田地区 …

no image

佐井村の天然あわびを追えin佐井漁協加工場

佐井村の天然あわび製品を、東武百貨店様で扱っていただけることになり、 あわびについて取材しました。 あわび漁については、↓をご覧ください。 http://www.kurukuru-sai.com/ar …

no image

おいしい刺身を食べくらべる

おいしそうなヒラメの刺身! 左の5枚と、右の5枚の刺身の違いがわかりますか? 写真で見ると、難しいですね・・・ これは、左は新鮮な刺身、右側が、活〆神経抜きという処理をして、熟成させた刺身なのです。

アピオス特設ページ
佐井村特産品通販 あおい環オンラインショップ

佐井村をふるさと納税で応援! ふるさとチョイス