漁業

歯ごたえが違うモズク 夏だけの「モズク採り」

投稿日:

昨年に引き続いて、7月末といえば、「モズク採り」。
資源保護のため、決められた日に全村一斉にもずくの採取を行います。
私は、長後地区から福浦地区にかけての長浜海岸で、モズク採取の様子を見学します。
mozuku (1).jpg
長浜海岸には、多数の漁船が集結して、モズクの採取を行います。
これだけの船が一斉にそろうのは、なかなかないことです。
今年は豊作だということです。
まあ、豊作貧乏という言葉があるように、豊作の時に漁師の手取りが少なくなるということが、ないといいのですが。
とはいっても、重要な産物で、数十トンが一度に水揚げされます。


崖を降りて写真を撮るぞ!という意気込みで、早朝から長後地区に行ったのですが・・・
今年は、どうやら長浜海岸の中でも、南の方が特によかったらしく、北のほうから入り込んだ私は大した写真も撮れず、消化不良で帰ってくることになってしまいました・・・。
mozuku (2).jpg
上の写真はモズク漁の途中、海中を水中メガネで覗き込んで採っている写真です。
モズク漁から戻ってくると、ごみ掃除と呼ばれる作業が待っています。
ごみといっても、小さな石やモズク以外の海藻のことを指します。
海藻にはそういった細かい不純物が付着しますので、取り除く面倒な作業が待っています。
mozuku (3).jpg
上の写真は、「岩モズク」のごみ掃除の写真。
岩モズク以外に「笹モズク」というのもあります。
青森県内でも場所によって、呼び方が違うようですが・・・
mozuku (4).jpg
こちらが笹モズク。写真ではほとんどわからないかもしれませんが、よく見ると細いです。
主に流通するのは岩モズクですが、笹モズクは岩モズク以上にシャキシャキとした面白い食感です。
お試しください、といいたいけど、笹モズクはそんなに流通してないからなあ。漁師に相談するしかないかな。



-漁業

執筆者:

関連記事

7月10日牛滝「航海安全・大漁祈願」

7月10日 江戸時代から続く「航海の安全と大漁祈願」  ‛牛滝の金刀比羅宮’へ。 佐井村最南に位置する牛滝地区の港は、江戸時代に北前船で大変栄えた港です。  また、現在は漁が盛んにおこなわれており、昔 …

no image

御船玉様への大漁祈願 まず1月のタラ漁

1月となり、厳しい冬を迎えている佐井村。 年が変わって、今年は年明けに雪でなく雨が降った暖かい日もありましたが、数日経てば寒波が到来し、いつも通りの寒い冬を迎えています。 1月11日には、例年、「御船 …

no image

佐井村の高級ウニ 出荷の風景

佐井村といえば、ウニ。 ウニ漁は、4月から8月ごろまで行われ、 津軽海峡のおいしい海藻を食べて育ったおいしいウニが出荷されています。 佐井村漁協では、ウニは殻つきのままではなく、むき身で出荷されます。 …

no image

産直で謎の海藻【ソナ】を発見

佐井村には「手づくりマート」という産地直売所があります。 冬の間は、野菜が少ないので、どうしても並んでいるものもさみしげですが、 ふらりと立ち寄ると、意外な発見もあるものです。 2月のある日、ふらりと …

no image

秋が深まるさみしさと楽しみ 牛滝港定置網

10月になりました。 まちを歩くと、薪が燃えるにおいがしたり、秋が深まったことを感じます。 紅葉も始まりましたね。 そんな中、牛滝漁港に行くと、こんな風景に出くわしました。 網を、ユニック(クレーン付 …

アピオス特設ページ
佐井村特産品通販 あおい環オンラインショップ

佐井村をふるさと納税で応援! ふるさとチョイス