毎年、7月20日には、海の記念日として、村内の7つの漁港でそれぞれ祭礼がおこなわれます。
今年、私は、佐井、矢越、磯谷の祭礼を取材しました。
佐井地区では、前日から宵宮が行われ、
当日は、朝8時過ぎから、弁天堂に人が集まり始めます。
同時に、佐井の街中には神楽のお囃子が聞こえ始めます。弁天様に奉納する神楽の一団が、船に乗って弁天堂に向かってくるのです。
9時過ぎ、ご神体は船に載せられ、海上運航が始まります。
こちらは、海上で撮った写真です。
海上で行われるのは、古くなって役目を終えたお札を、海に沈める行事です。
海上安全、大漁満足を祈願したお札は、その魂を抜いて、海に帰すのだそうです。
海上運航が終わって、ご神体、そして神楽も、弁天島に戻ってきます。
お堂に戻って、長福寺の住職がご祈祷をされたあと、神楽が奉納されます。
まわりには、60人くらいの人々が集まり、10分くらいに渡って行われる神楽を、見つめます。
あ、動画も撮りました。
次に矢越に向かうんですが、その前に、ちょっと寄り道。
祝賀会のために、ホタテやヤリイカなどがおいしそうに焼かれています。
そして・・・
狙って近づいては追い払われるウミネコ。
「お前が大漁にしてくれるなら、食わせてやるぞ」
とからかわれて、魚のアラをもらったりしてました。