暮らし 漁業

佐井村ふるさと納税が「漁業振興」につながっています

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最近なにかと話題の「ふるさと納税」
佐井村にも、昨年は300人近くの方に納税していただきました。
いろいろな返礼品がもらえたり、実質的な節税になるという側面が注目されがちですが、
原点は、その自治体を応援しよう、というのがふるさと納税です。
佐井村では、ふるさと納税がこのように役立てられています、というのをご紹介します。

この写真は、昨年操業を開始した、新しい水産会社・丸漁漁業部の水揚げです。




昨年、丸漁漁業部、坂井漁業部、海成漁業部と、3つの協業定置網の団体が発足し、
その操業開始にあたって、ふるさと納税が活用されたそうです。

ふるさと納税は、寄付をする人が、村に対して、使い道の希望を伝えることができます。
佐井村では、
 道路整備と通信体制の整備
 消防・防災体制の確立
 自然環境保全と景観保護
 水産業の安定と振興
 福祉保健医療の充実
 学校教育の充実と郷土文化の伝承
から選択できるようになっています。

このうち、「水産業の安定と振興」のために寄付されたお金が、
佐井村で取り組んでいる、定置網の協業化事業のための一部として使われました。

昨年秋から冬にかけては、特にカワハギが大漁となり、
浜の活気が感じられました。
そして、定置網を増やすにあたり、水揚げされる魚が増えると、魚を出荷するための設備や備品も必要となります。
それも、ふるさと納税を活用した事業の一環で整備されました。

写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、
魚や氷を入れるためのタンクです。
多くの魚が水揚げされたときに、大いに役立っています。

佐井村には、H28年もたくさんのご寄付をいただきました。

寄付されたお金は、まずはある程度の金額になるまで、基金として蓄えられるそうです。
少ない金額では、なかなか事業になりませんからね。
そして、寄付された趣旨にかなうような事業が実施されるときに、その財源として充当されます。
定置網協業化のように、ふるさと納税の財源だけではなく、いくつかの財源が組み合わせで使われる場合もあるそうです。

昨年は、教育目的での寄付が多数あり、H29年度には、教育環境の整備の事業にも使われる計画が立てられています。




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