暮らし 漁業

漁師の村の「海の記念日行事」2018 長後地区

投稿日:

毎年7月20日は、「海の記念日」
以前は、海の日の祝日にもなっていましたが、祝日は月曜日に移動しましたね。それでも、漁師たちは、20日に記念日の行事を行います。
佐井村には7つの漁港があり、今回は、長後地区に行ってみました!




長後地区は、がけっぷちにある「腰岸稲荷」で神楽を奉納し、海上安全と大漁を祈願します。
漁港から、崖沿いに歩いて少しの場所にあり、地区外の人にはとても見つけられない場所にあります。

横を見ると、モズクの漁場が広がっています!
長浜と呼ばれる場所で、一億年前の地質が広がっているようですが、
歩いていくことはできず、民家も小屋もない、大自然です。

腰岸稲荷は、小さなお堂と鳥居の簡素な作りですが、
地元の人によると、いろいろないわれがあって、4種類もの神様が祀られているそうです。
神楽奉納は年に1回、海の記念日だけ。

小さな集落で漁師も少なく、独身の方も多いそうですが、60代、70代の先輩方も元気で、
「○○の船の部品はインターネットが安いんだ、でも俺の家にインターネットがない」
なんていう会話をされていました。

神社から漁港に戻ると、大漁旗をとりつけた船が海上をパレード。
船は少なく、ちょっと寂しい感じもしますが、
大漁を祈願するお札を海に入れ、大漁と海上安全が祈願されました。




-暮らし, 漁業
-,

執筆者:

関連記事

no image

怪奇な姿でおなじみ「ホヤ」がでてきてます

海のものは、やはり年によって獲れるものに違いがあり、 去年はあまり獲れなかったけど今年はよく獲れるなあ、というものも多くあります。 今年、多く出回っているのはこれ。 5月11日にアルサスであった直売の …

no image

「船は出るのか」ぼくたちの悩み

都会から佐井村に来るのにいちばん便利なのは、株式会社シィラインが運航する青森~脇野沢~佐井を結ぶ定期船「ポーラスター」です。 青森駅前から徒歩7分ほどの旅客船ターミナルから、佐井までを2時間半で結んで …

no image

佐井村の天然モズク漁 圧巻の長浜海岸

7月末~8月初旬、夕方には、防災無線を耳を澄まして聞いていなければなりません。 「明日 6時から 9時まで モズク操業を行います」 佐井のモズクは天然ものなので、資源保護というのもあって、 決められた …

no image

活〆神経抜きの取り組み 沖縄まで届く魚

佐井村では、魚の鮮度を長く維持する処理「活〆神経抜き」に取り組んでいます。 7月初旬、ちょうど神経抜きの処理をしているところに出くわして、 手伝った(宅急便の伝票を貼っただけ(笑))のでした。 エラを …

no image

産直で謎の海藻【ソナ】を発見

佐井村には「手づくりマート」という産地直売所があります。 冬の間は、野菜が少ないので、どうしても並んでいるものもさみしげですが、 ふらりと立ち寄ると、意外な発見もあるものです。 2月のある日、ふらりと …

アピオス特設ページ
佐井村特産品通販 あおい環オンラインショップ

佐井村をふるさと納税で応援! ふるさとチョイス